日本ハムの加藤貴之投手(30)が12日、千葉県君津市内で自主トレを公開。玉井大翔投手(30)、井口和朋投手(29)とともにランニング中心のメニューをこなした。
昨季は8勝7敗で防御率2・01。シーズン与四球11のNPB最少記録も樹立する圧巻の投球内容。ホーム最終戦で、新庄監督から今季の開幕投手に指名された。その重圧は「全くないです。はい。大丈夫っす。開幕戦もう、もうやることなので。大丈夫っす」と平然と受け止めた。この日は「(開幕投手に)選ばれた以上は、ちょっとは笑顔見せつつ頑張りたいと思います」といったんは笑顔解禁の決意表明。だが、その後「笑わないと思うんですけど、徐々に出せれば…」とトーンダウン。リズムが崩れるのでは?と指摘されると「そうっすよね。やめます」。結局は前言撤回。やっぱりマウンドでは“笑わない男”を貫く。 勝利への思いを熱く語る。「開幕戦は大事だと思いますし、それよりも去年本当悔しい思いしたんで、1つでも順位上げて、チーム全体がもっともっと強くなって、もっと応援されるというか、負けづらいチームというか、みんなで1勝を貪欲に勝っていきたい」。ポーカーフェースで投げる開幕戦。勝って笑顔を見せて、勝ってチームに弾みをつける。
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