おにぎりとおむすびは起源や由来が異なるという説があります。『おにぎり』の由来は、ご飯を握る動作とされる一方、『おむすび』の名称の起源は、神産巣日神(かみむすびのかみ)という古事記に記載されている農業の神様が宿る米を結ぶことで霊力を取り込むという意味があるとか。呼び方については『近代文化研究叢書3 おにぎりに関する研究』(小田 きく子著)の資料によれば、北海道、関東、四国では「おにぎり」派と「おむすび」派は同数程度いるようで、近畿は「おにぎり」派が優勢、中部と中国は「おむすび」派が優勢で、九州・沖縄では「おむすび」派は稀で「おにぎり(にぎりめし)」が大多数を占めるそうです。
また、形から調べると、千葉県館山市では俵型を「おにぎり」、三角形を「おむすび」と呼び、形によって呼び名を区別している地域もあるとのこと。旅の道中、山の神の力を授かるために、米を山型(神の形)にかたどることが「おむすび」の始まりだという説もあります。 思えば、俵型は、富や豊作を象徴しているようですし、球はバランスや調和、宇宙全体を表しているような気もして、いずれも様々な縁起のよいものへのイメージが膨らみます。どんな形でも、どんな呼び方でも、握る人のたくさんの想いや願いが込められていることに間違いはなさそうです。
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