日本テレビ放送網は25日、アニメ映画制作のスタジオジブリ(東京都小金井市)の子会社化を発表して以降初の定例記者会見を開いた。石沢顕社長はジブリ作品の海外発信に意欲をみせ、「(ジブリとの連携は)事業戦略策定のうえで大きな要素になっていく」と話した。
石沢氏はジブリとの連携について「コンテンツ第一に、海外に向けても発信していきたい」と狙いを説明。スタジオジブリの子会社化を発表した21日の記者会見が多くの海外メディアで報じられたことに触れ「ジブリブランドは海外に浸透しており、(海外に向けた)大きな突破口をジブリが既に開いてくれている」と期待感を示した。 子会社化後にジブリの社長に就く日本テレビの福田博之取締役専務執行役員は「ジブリの素晴らしい世界観をいかにして守るのかが使命だ」と強調。「今後もスタジオジブリが自主性をもってもの作りに取り組める環境をつくっていく」と改めて抱負を示した。 21日の記者会見では、ジブリの鈴木敏夫社長が人材育成のためにテレビシリーズの展開に意欲を示していた。福田氏はテレビシリーズの展望についての質問には「会見で初めて知った。いい話だと思うが、すべてはこれからだ」と語るにとどめた。
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