【モスクワ＝小野田雄一】ロシアのプーチン大統領は２２日、モスクワで開かれた世界各国のロシア専門家が参加する露主催の国際会議にリモート形式で出席した。プーチン氏は、来年２月に期限が切れる米露間の新戦略兵器削減条約（新ＳＴＡＲＴ）の延長問題について、「ロシアは条約の延長に固執しない。条約が失効しても国家の安全保障に影響はない」などと主張。今後に延長協議を控える米国を牽制（けんせい）した。
新ＳＴＡＲＴをめぐってロシアは２０日、「無条件延長」を求める従来の立場を一転させ、「核弾頭の１年間凍結」を柱とする米国の暫定延長案を受け入れることを表明。これにより同条約は失効が回避される可能性が出てきた。ロシアは米国との本格的な軍拡競争は国力的に不利とみて譲歩に転じたとみられている。その一方、音速の２０倍以上で飛行して米ミサイル防衛（ＭＤ）網を突破できるとするロシアの極超音速兵器「アバンガルド」などを念頭に、「ロシアには米国すら持たない新型兵器があり、条約の失効はロシアの安全保障に影響しない」と強気の姿勢も示した。 米国がロシアに核軍縮参加に向けた中国への働きかけを求めてきたことについては「ロシアは（中国の参加に）反対はしないが、多国間条約とする責任はロシアに負わされるべきではない。それを欲する者（米国）がやればいい」と、対米戦略上のパートナーである中国への配慮を示した。露反体制派指導者ナワリヌイ氏＝ドイツで治療中＝の毒殺未遂事件で欧米側が露政権の関与を疑っていることについては、「私は彼の妻の要望を聞いてすぐに（露病院から）独病院への移送を許可した。本当に政権が関与していたなら国外に移送させるだろうか」と欧米の主張に反論した。
さらに「（診断と治療を行った）ドイツが情報提供に応じない」と、刑事捜査を開始できない責任は独政府にあるとしたほか、同氏がノビチョク系の神経剤で襲撃されたとの見方についても「別の見解もあり、疑わしい」と主張した。 停戦合意後も戦闘が続くアルメニアとアゼルバイジャン間の紛争に関してプーチン氏は、ロシアは軍事同盟を結ぶアルメニア、兵器輸出相手国であるアゼルバイジャンの双方と「特別な関係」を持つと指摘。問題解決に向け、ロシアが仲介役となる意思を表明した。
プーチン大統領、そんな強気で大丈夫ですか！昔のソビエト連邦とは違いますよ！ それより北方領土😠
そりゃロシアの安全保障には影響ないだろうさ。米露相互核軍縮条約なんだから。軍拡・覇権主義を隠さなくなったロシアに未来はない気もするけど。
言ってることが🇨🇳と同じ。
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ソース: 読売新聞オンライン - 🏆 19. / 63 続きを読む »