新型コロナのワクチンに用いられる「mRNA」とは何なのか、何ができて何ができないのか?

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新型コロナの予防効果が期待されるワクチンは、ウイルスが伝達する遺伝情報を利用した「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」と呼ばれています。この「mRNA」というのは一体どういうもので、どのような用途に適していて何が得意ではないのかなどについて、複数の製薬会社で創薬プロジェクトに携わったデレク・ロウ氏が解説しています。

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と呼ばれるものと比べて、遺伝情報を得られれば製造可能なmRNAはウイルスの詳細な研究を必要としないため、長い研究期間を要せずスピーディーに開発できたり、遺伝情報のみで培養や無毒化など複雑な工程を省けたりする点に優れているとされます。アメリカの製薬大手ファイザーやモデルナの新型コロナウイルスワクチンは、このmRNAを用いたワクチンです。

治療用mRNAの問題点の一つは、免疫システムがもたらす記憶を利用する形と異なるため、免疫のように短期間のワクチン接種で数カ月から数年の保護期間を可能にすることは難しいという点にあります。そのため、標的となる細胞に目的のタンパク質を供給し続けるためには、mRNAを一日一回や週に一度など投与し続ける必要があり、どのくらいの頻度が適切か知るために実験が必要になります。 mRNAを治療に利用することに関してロウ氏が「最も重大で包括的な問題点」として上げているのは、特定のタンパク質を発現させることで治療できる病気は何か特定する必要があるという点です。特定が可能なものも多くありますが、手がかりが全くない病気も数多くあるとのこと。遺伝病に関しては、能力の低いタンパク質の代わりに適切なタンパク質を生成させることで症状を軽減できるため、遺伝的アプローチには大きな利点があると考えられます。しかし、必要なタンパク質や細胞の機能についての治療法としての使用はまだ実行可能なものがほとんどないとロウ氏は述べています。

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医学の進歩は否定しないが、治験はちゃんとやってください

一番知られたくない「細胞を選べない」が無い。

何も出来ない上に人を殺すだけですが、何か?

いろんな応用が効きそうで これからの医療への応用に期待してる

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