しかし、チームのポテンシャルは未知数だ。立ち上げ当初から攻守両面で「奪う」という要素を強調してきた池田監督は、最初の合宿で「奪う守備」のための組織作りに着手した。昨年11月のオランダ遠征では「ゴールを奪う」ための攻撃パターンやポジショニング、連係・連動の確認などに時間を割いていた。選手たちは意欲的にトレーニングに励み、新しいチームコンセプトも前向きに受け入れられている。とはいえ、オランダ遠征でのアイスランド女子代表戦は0-2の敗戦。続くオランダ女子代表戦は0-0のスコアレスドローと結果が出ていないのも事実だ。守備面では「奪う」意識の高さと連動性にトレーニングの成果が感じられたものの、最終的には欧州の強豪2カ国に現時点で力の差があることを見せつけられ、無得点に終わった。その後のチーム作りは困難を極めた。オランダから帰国後、選手・スタッフたちは世界的な新型コロナウイルスのオミクロン株の流行拡大にともなう日本の水際対策の厳格化の影響を受け、14日間の隔離を強いられることに。昨年12月に予定されていた国内キャンプを中止せざるをえなくなった。また、所属クラブに戻ってもWEリーグは中断期間中。ノッ
GK山下杏也加は「前からボールを奪いにいくことで(攻撃の開始地点が)相手のゴールに近くなりますし、その分、得点チャンスを得られると思います。最初の2試合はその強度を保ちながらどれだけやれるか、どこまでゴールを取れるかが大事ですし、どの程度リスクを冒してボールを取りにいくべきかを試合の中で感じ取りながら、最初の2試合でプレーの基準を作っていきたいと思います」と話していた。幸いにもミャンマー、ベトナム、韓国と徐々に実力が上がっていく対戦順で、山下の言うように初戦から勝利を重ねつつ、チームの基盤を築いていくにはもってこいだ。自陣に引きこもってゴール前を固め、カウンターのチャンスを狙ってくるであろう相手に対し、どのようなパフォーマンスで応えられるかは決勝トーナメント以降の戦いにも大きく影響してくる。
そう語る菅澤こそ、今大会のキープレーヤーだ。大会直前に新型コロナウイルスの陽性判定を受けたFW岩渕真奈がしばらく離脱を強いられる中で、過去に3度のアジアカップを経験してきたベテランストライカーには得点源としての活躍が求められる。得意のポストプレーで味方のパスを受けつつ、相手DFをゴール前から引き離す。あるいはクロスに対して打点の高いヘディングで合わせてゴールを狙う。そして守備のスイッチ役として前線からのプレッシングの先鋒となる。緩急をつけた戦いを実現するには、なでしこリーグ得点王3回の実績を持つ菅澤のような経験豊富なストライカーの機転と献身が重要になる。 若い選手たちが多くなった池田ジャパンでは、チームを引っ張るリーダーシップも求められる。DF熊谷紗希やGK池田咲紀子など年長の選手たちが中心となって、若返ったチームをワールドカップに導いてもらいたい。2011年に監督としてなでしこジャパンを女子ワールドカップ初優勝に導いた佐々木則夫女子委員長は「僕がなでしこジャパンを率いていた時代のように、見ていて懐かしい雰囲気だなと感じたこともあります。池田イズムにも似た雰囲気があって、オンとオフの切り替えがあって、メリハリのある雰囲気です」と、過去のチームとの類似点を見出していた。
熊谷、パス下手過ぎる。
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