新たなフェーズに入った米中関係

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<バイデンと習近平によるオンライン首脳会談は、両国関係が「否認」と「怒り」を経て...

12月6日にアメリカは北京冬季五輪(写真)の「外交的ボイコット」を発表したが、中国側には先の首脳会談で伝達済みだったといわれる Thomas Suen-REUTERSアメリカのジョー・バイデン大統領と中国の習近平国家主席が11月半ばに行ったオンラインの首脳会談に対しては、単に写真撮影用のパフォーマンスだったという見方が強い。ニューヨーク・タイムズは「ただの社交辞令」だったと呼んだ。だがそうではない。あの会談は、米中関係が急速に悪化して紛争に発展するのを阻止するために、双方が何カ月も前から準備を重ねた真剣な取り組みだった。

米中両国はこの首脳会談で、制御不能な衝突に発展するおそれがある対立に歯止めをかけ、互いに歩み寄りの余地がないか模索する試みだった。アメリカと中国は根本的に相容れない存在なのかどうか、世界は答えを必要としている。 アメリカの対中政策は、心理学で言うところの「悲しみの5段階」を経てきている。米政府は長い間、第1段階の「否認」の状態にあった。バラク・オバマ元大統領時代以降、中国はいずれ改革を実現してアメリカのような国になる――あるいは少なくともアメリカのやり方に従うようになるだろうという考えを持ち続けてきた。そしてドナルド・トランプ前大統領が就任すると、次の「怒り」の段階に突入した。中国を悪者扱いし、また中国がアメリカを利用して台頭を果たしたと憤り、アメリカとして中国に対抗するか、あるいはなんとかして中国の勢いを押し戻さなければという思いに突き動かされた。そしてバイデンと習近平による首脳会談は、第3段階の「取引」に移行するための努力のあらわれだった。米中双方の指導者が、両国関係が制御不能なまでに悪化することを恐れ、バイデンが言うところの「共通のガードレール(防護柵)」をつくって「両国の競争が衝突につながらないように」する必要があると感じていた。ささやかな安定と予測可能性を望み、両国関係のさらなる悪化に歯止めをかけようとしたのだ。

だが、そんなことが可能なのだろうか。首脳会談の冒頭で、両国の指導者は改めて相手に対する不満を表明し、双方の溝の深さが露呈した。バイデンは中国の人権問題、新疆ウイグル自治区や香港での弾圧、南シナ海と東シナ海への強引な進出や台湾への威嚇行動、さらには不公正な貿易慣行に不満を示した。一方の習近平は、中国の「内政問題」に対するアメリカからの圧力や、中国政府の積極行動に対する米軍の反応に不満を表明した。希望があるとすればそれは、(自己保存の)必要が発明の母となって、2つの核保有大国が一時的であれ妥協の余地を見出すことだった。

 

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