航空自衛隊特別航空輸送隊が運航する政府専用機は2022年4月29日から5月6日にかけて、岸田首相のアジア・ヨーロッパ歴訪のため運航、羽田に帰着しました。今回の任務では、ボーイング777政府専用機として最も長い距離を運航しました。羽田出発後、インドネシア・スカルノハッタ国際空港、ベトナム・ノイバイ国際空港、タイ・ドンムアン空港、イタリア・レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港、ロンドン・スタンステッド空港に飛行しました。今回の5カ国・5都市はすべて運航したことがありましたが、イギリスへの運航では、主務機としては初めてスタンステッド空港の利用となりました。羽田への到着は、東京都心を通過し、16Lへの到着でした。
今回の任務は、ボーイング777政府専用機として1度の任務飛行で、最も長い行程をフライトしました。ロンドンまでの往路は約2万キロメートル、復路はロシア上空の通過を回避し、中央アジアを通過する南回りで、約1万2,000kmでした。全行程で約32,000kmとなり、2019年4月に当時の安倍首相が欧米を訪問した際の約3万km弱を上回る距離を記録しました。ロシア上空を回避した運航は、3月下旬の岸田首相のブリュッセル訪問、4月の首相特使のポーランド訪問に続く3度目でした。 また、今回のアジア・ヨーロッパ歴訪に伴う任務では、主務機と副務機は途中まで別行動でした。主務機「80-1111」は4月29日に出発しましたが、副務機「80-1112」は5月2日に羽田を出発、千歳基地を経由してローマに向かいました。ローマとロンドンでは、主務機と同じ空港で副務機も運航されています。なお、副務機は羽田に寄らず、千歳基地へ戻っています。
動き回るのはいいけど、ちゃんとリーダーシップ発揮して成果出してね。燃料代もバカにならないからね☺️
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