。きっかけはPCを解体したことだったと、彼は2016年の『WIRED』イタリア版のインタヴューで語っている。「パソコンの中を開いてみたら秘密基地のようで素敵だなと思い、それがどういった目的をもった秘密基地なのかを考えたんです」
例えば、内部のハードディスクドライヴを守る基地であったり、サーヴァーであればいろいろなところに情報を送るための基地だったり、といったことだ。これを機に、見た目と機能にインスピレーションを得たジオラマをつくり始めたのだという。材料として使ったのは、大学在学時から大好きだったというプラモデルとPCの部品だ。「模型は何でもつくれる夢のアイテムです」と、彼は語る。 現在はPCを使ったジオラマに限らず、さまざまな工業製品とプラモデルを組み合わせた造形物を生み出している池内。しかし、土台となっている製品の見た目と機能を大切にする姿勢は変わらない。その証拠に、彼はヘッドフォンやVRゴーグルといった製品の見た目をガラッと変えながらも、音楽や映像の再生といったプロダクト本来の機能をしっかり維持させている。
作品のスケールもさまざまだ。個展で10種類以上が展示されるヘッドセットやフェイスマスクから、“乗れるロボット”として知られる身体拡張ロボット「スケルトニクス」の開発チームと共同制作した作品まで、その一つひとつに池内の感性が光っている。池内啓人|HIROTO IKEUCHI
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