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川崎・簡易宿泊所 今も300人が身を寄せ あの火災から6年 | 毎日新聞

川崎市簡易宿泊所火災から17日で6年。周辺の簡宿は、今も身寄りのない生活保護受給者ら300人以上が身を寄せます。

2021/05/15 2:15:00

川崎市簡易宿泊所火災から17日で6年。周辺の簡宿は、今も身寄りのない生活保護受給者ら300人以上が身を寄せます。

川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所2棟が全焼し11人が死亡した火災から17日で6年がたつ。周辺の簡宿は火災直後に比べて半数ほどに減ったものの、今も身寄りのない生活保護受給者ら300人以上が身を寄せ、中には90歳以上の人もいる。市が転居支援などに取り組む一方で、高齢化が進む街を歩いた。

火災現場に近い簡宿の入り口付近に古びた灰色の車椅子を見つけた。持ち主の元土木作業員、田中信二さん(67)はこの宿で暮らし始めて約10年になる。室内の移動でもつえが欠かせないが「今みたいに一人でなんとか動けるうちは、この生活を続けたい」と話す。田中さんは愛知県で生まれた。若い頃は営業や土木関係の日雇いの仕事などで各地を転々とした。だが50代半ば、脳梗塞(のうこうそく)で倒れて右半身不随になり、仕事を続けられなくなった。この宿に滞在することになったきっかけは「脳梗塞で入院中に退院先を探していた時、その病院があった区の担当者から、経済面などの理由でここらへんの簡宿を勧められたから」だった。

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簡易宿泊所の廊下でつえを頼りに歩く田中信二さん。細い通路の両サイドに客室が並ぶ=川崎市川崎区で2021年5月6日午後0時13分、宮島麻実撮影滞在するのは宿の1階にある4畳の部屋で、料金は1泊1785円だ。1時間100円の追加料金を支払えば、部屋に備え付けられたテレビを見ることもできる。所持金の範囲で宿泊代をまかなうことができ、風呂やトイレなどの共用部分は管理人が清掃してくれるため体力的な負担が少ない。また周辺にはコインランドリーや手ごろな料金で散髪ができる理髪店、コンビニエンスストアなどもそろう。似た境遇の客との交流もある。

田中さんは6年前の火災発生時も今の部屋にいたが、「特に怖いとは思わなかった。気にしたら、ここには住めなかった」と振り返る。ボランティアなどに施設に移るよう勧められたこともあったが、断った。慣れない環境に移ることに不安もあったという。「区役所の担当者には『(簡宿生活が)無理だったら言ってください』と言われているが、今はまだ施設などに移るつもりはない」と話す。進む高齢化「管理ではなく介護」火災後、市は長期滞在していた簡宿客らに対し、本人の希望に応じて民間のアパートなどに移れるよう支援した。その結果、比較的移動しやすい状況にあった客から簡宿を離れたとみられる。 headtopics.com

「簡宿は部屋を貸す場所で、高齢の方のお世話をするところではないはずなのに……」。管理人として働く女性(80)はため息をついた。勤務先は約30の客室のうち7割が日常的に埋まり、客の大半は70代以上だという。女性は火災当時、火元から延焼した簡宿「よしの」の管理人だった。消火作業中に現場に駆けつけると、着の身着のままで避難した宿泊客が「死にたくない。死にたくない」と震えていた。よしのは全焼したため客は別の簡宿などに分散し、女性は今の職場に移った。火災後、周辺の宿も変化を余儀なくされた。女性の勤務先では、深夜に客らが出入りできないように門限を設けた。以前は自由だった個室内でのガスコンロ使用や喫煙を禁止した。また、市の調査で建築基準法違反が指摘された宿泊所の3階部分には人を泊めなくなった。

火災後の簡宿街の変化について女性は「高齢や障害などの理由で、一人で生活が難しい人が残った印象がある」と明かす。最近、介助がないと決められた場所で排せつができなかったり、何度も帰り道に迷って警察官に送り届けられたりする人が滞在することも度々ある。そうした客の清掃などの手助けや、警察や役所とのやり取りに追われる日も少なくない。女性は「私の仕事は宿の管理人というより、客の介護をしているようなもの。でも、行く当てのない高齢の方を追い出すわけにはいかない」と話す。「長期滞在に向いていない」市によると、川崎区では火災直後、49軒の簡宿が営業し、計1349人の生活保護受給者が寝泊まりしていた。2021年3月末現在、営業する簡宿は25軒に半減し、生活保護受給者は約4分の1の計341人になった。だが、高齢化は著しく、うち65歳以上の高齢者が257人で7割以上を占め、90代以上も8人いる。

貧困問題に詳しい明治大公共政策大学院の岡部卓専任教授(社会福祉学)は「そもそも簡宿は最低限の居住スペースで長期滞在には向かない」と指摘する。長期滞在する高齢者らがいる現状については「高齢者や生活保護受給者向けの施設の数が十分ではなく、保証人などの問題があって民間の賃貸アパートに入ることが難しい。多数の高齢者らが長期滞在している現状は、消極的な選択の結果と捉えられるのではないか」と話している。川崎市簡易宿泊所火災2015年5月17日未明、川崎市川崎区日進町の簡易宿泊所「吉田屋」から出火、隣接する「よしの」にも延焼して計2棟が全焼し、利用者11人が死亡した。市消防局は吉田屋の玄関付近からガソリン成分を検出したとして放火との判定結果を公表。神奈川県警は失火と放火の両面から捜査を続けている。

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