ホロコースト生存者の肖像画、バッキンガム宮殿で公開

ホロコースト生存者の肖像画、バッキンガム宮殿で公開

ナチス・ドイツの強制収容所、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所がソ連軍に解放された1945年1月27日を記念して、1月27日は国連総会によって「ホロコースト犠牲者を想起する国際デー」に定められている。この日のために英王室のチャールズ皇太子は、ホロコースト生存者7人の肖像画を複数の画家に依頼し、27日からバッキンガム宮殿のクイーンズ・ギャラリーで一般公開した。

ドイツ生まれのマンフレッド・ゴールドバーグさん(91)は、肖像画のモデルになった1人。

複数の強制収容所から生還し、第2次世界大戦後に16歳でイギリスに移住。「マンフレート・ゴルトベルク」は「マンフレッド・ゴールドバーグ」と呼ばれるようになった。ロンドン大学で電子工学の学位を得たゴールドバーグさんは、生存者としてホロコーストについての証言活動を行ってきた。