インド 都市部で感染減少傾向 首都の週末外出禁止措置解除へ

インドでは、都市部を中心に新型コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向となり、首都ニューデリーでは、週末の外出禁止措置が解除されることになりました。

インドでは去年の年末以降、都市部を中心に感染が急拡大し、ニューデリーでは、今月8日から医療従事者などを除いて週末の外出が禁止となったほか、飲食店も店内での営業が禁止となりました。

その後、感染者用の病床の使用率は2割以下の状態が続き、今月下旬以降は新規感染者数も減少傾向となっています。

こうした状況を受けて、ニューデリーの地元政府は27日、週末の外出禁止措置を29日から解除するとともに、飲食店の営業についても客席の50%を上限に店内での営業を認めるなど緩和策を発表しました。
一方、午後10時から翌日の午前5時までの外出禁止措置は続けるとしています。

ただ、インドでは、感染の中心が都市部から地方に移りつつあり、国全体では一日の感染者数が20万人を超える日が続いています。