竹島式典、一般参加中止 コロナ拡大で規模縮小

島根県の竹島(聯合=共同)
島根県の竹島(聯合=共同)

島根県は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月22日に松江市で開催する17回目の「竹島の日」式典の規模を縮小し、一般参加を取りやめると発表した。平成18年から毎年開催しているが、一般参加が中止となるのは初めて。

県によると例年、県関係者や市民ら500人程度が出席。昨年はコロナの影響で200人規模に縮小した。今回も昨年と同程度で計画中だったが、さらに縮小して80人程度とし、有識者らによる式典後のシンポジウムも中止する。関係閣僚の出席は引き続き政府に求めている。

島根県は17年に県条例で2月22日を「竹島の日」と定めた。式典は韓国が実効支配する竹島(同県隠岐の島町)の領有権問題解決を目的としている。

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