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ECBの政策正常化は緩やかに行う必要-ビルロワドガロー氏

欧州中央銀行(ECB)は行動が後手に回ってはならないが、成長への悪影響を回避するため政策正常化は緩やかに行う必要があると、政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁が24日、ヨーロッパ1ラジオのインタビューで述べた。

  金融政策の段階的な正常化が必要だが、現実に即した適切なペースで行う必要があり、過度の引き締めは避けるべきだと同総裁は語った。

  米国はインフレ率が高いので引き締めペースが速いが、欧州では状況が違うと指摘。その上で、後手に回ってはならないとも戒めた。従って、インフレと景気の実際の状況を見て実際的に対応すると述べた。

  金融政策は危機時の衝撃を和らげるものであるべきで、成長へのブレーキでもインフレのアクセルでもあるべきではないと論じた。

ラガルド総裁、ECBには米当局ほど迅速に行動しない十分な理由ある

原題:

Villeroy Says ECB Monetary Policy Should Be Normalized Gradually(抜粋)

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