日本代表の森保監督 [写真]=野口岳彦
22日、日本代表の森保一監督が、FIFAワールドカップカタールアジア最終予選のメンバーについて語った。
今月27日に中国と、2月1日にサウジアラビアと戦うホーム2連戦へ向け、日本代表は23人のメンバーを発表。直前には国内組のみでのトレーニングキャンプも行われていたが、森保監督は今回の選考理由について「残念ながら毎回活動の際には招集できる人数は決まっていますし、あまり変わっていないと思う方もいらっしゃると思います」と前置きしながら「総合的に考えてこのメンバーが現段階でベストと思い、招集させてもらいました。海外組の選手たちは今年に入ってから2、3試合こなしている状況。試合勘という部分は、公式戦をこなしている分コンディションが良いと思っています。国内組で選んだ選手はこれまで代表で継続して招集しているメンバーが多く、連携・連動の面でよりスムーズに(行う)ということと、キャンプの中でコンディションが上がってきているという確認のもと、選びました」と語った。
23人という人数については「今回の代表戦についても、プラス何人かの選手でチームを構成して臨むことは考えました。ただ、海外組は移動やチーム内の競争などのリスクを抱えて代表へ合流するなどを考えた時にどうしたらいいかを考え、Jリーグであれば、シーズン立ち上げのチーム作りの大事な時期での招集となってはいけないと判断しました。代表活動は選手としてはプラスの経験になりますが、コロナでの厳しいルールがあり、活動後の隔離期間もあります。選手たちのメンタル面やパフォーマンスのことも考えると、招集できるちょうどの人数で(臨もう)と判断しました」とコメント。
メンバーリストに負傷明けの選手も見られることには「これまでの代表活動を踏まえ、『総合的に』としかお伝え出来ないかなと思います。それぞれの選手の招集についてはポイントがあるので、総合的に見て、チームのために次の活動で結果を出すために招集しました。(堂安)律も、ケガをしてすぐにウインターブレイクに入ったので、試合を飛ばした感覚では見ていません」と言及している。
By サッカーキング編集部
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