イギリスとアイルランド共和国の政界・宗教界の指導者たちは10月21日、北アイルランドの誕生100周年を記念する礼拝に参加するため、同地域アーマー県の教会に集まった。だが、この地域が次の100年もイギリスの一部として存続するかどうかは不透明だ。先祖が北アイルランド出身のバイデン米大統領も、遠くアメリカからこの問題に首を突っ込んだ。ニューヨーク・タイムズ紙によると、バイデンは9月のジョンソン英首相との正式な首脳会談まで待てず、直前の1対1の話し合いでこの話を切り出したという。同国の2大政党である共和党と統一アイルランド党は、南北アイルランド統一を党是とするシン・フェイン党の脅威に直面している。シン・フェイン党はもともとカトリック系過激組織アイルランド共和軍(IRA)の政治部門だったが中道左派の政治的立場を打ち出し、前回の選挙で最多得票を獲得。最新の世論調査で2位に10ポイント差をつけ、最も人気のある政党に躍り出た。
この微妙な政治状況を考慮して、100周年の礼拝にはアイルランド共和国から首相ではなくコベニー外相が出席した。国家元首のヒギンズ大統領は、このイベントは政治色が強過ぎると判断して招待を辞退した。イギリスのエリザベス女王も出席予定だったが、医師の指示で自宅待機になった。
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