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雪景色の中、美濃手すき和紙の産地・岐阜県美濃市の板取川で14日、和紙の原料となるコウゾの「寒ざらし」が行われた。
コウゾの皮を水に数日浸して漂白し、不純物を取り除くもので、現在は工房内の水槽で行うのが一般的だが、伝統技法を継承しようと、年1回、川での作業が続けられている。
この日は職人ら21人が水温4度の透き通った川に入り、コウゾを並べていった。美濃手すき和紙協同組合の鈴木竹久理事長(72)は「千年先もこの伝統の技を受け継いでいきたい」と話した。