上田慎一郎監督、構想10年の映画が公開初日迎え「子どもを家から送り出すよう」

スポーツ報知
映画「ポプラン」初日舞台あいさつに出席した上田慎一郎監督

 映画監督の上田慎一郎氏が14日、都内で映画「ポプラン」の初日舞台あいさつに俳優・皆川暢二、アベラヒデノブ、女優・徳永えりと出席した。

 皆川が演じる会社経営の主人公・田上が、突如失ってしまったイチモツ(=ポプラン)を探す旅に出る異色作。本作の企画を10年間温めていたという上田監督は、公開初日を迎え「毎回ですけど、わくわくとソワソワとちょっぴりのさみしさがある。子どもを家から送り出す時のような」と感慨深げ。

 主演を務めた皆川は、自我を持って逃げ出したイチモツを追い、捕獲を試みるシーンを「体力使いましたし、足もつりました。ポプランとのたわむれというか、体にしみついてて今でも思い出します」と笑いながら振り返った。

 本作は、悲劇に襲われる男のパニックムービーかと思いきや、イチモツを追って故郷や旧友を訪ねるロードムービーでもある。上田監督は「あらすじはシンプルだけど、おもしろがるポイントはバラバラだと思う。この映画が、(鑑賞後も)皆さまの頭の中で長く上映が続く作品になればいいな」と願っていた。

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