失意の文在寅、孤独の金正恩 〜 朝鮮半島外交の行く末を展望する(梶原 麻衣子)

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【編集部おすすめアーカイブ】 失意の文在寅、孤独の金正恩 〜 朝鮮半島外交の行く末を展望する サキシル

(しげむらとしみつ)1945年生まれ。早稲田大学卒、毎日新聞社にてソウル特派員、ワシントン特派員、論説委員を歴任。拓殖大学、早稲田大学教授を経て、現在、東京通信大学教授。早稲田大学名誉教授。朝鮮報道と研究の第一人者で、日本の朝鮮半島報道を変えた。著書多数。最新刊は『絶望の文在寅、孤独の金正恩――「バイデン・ショック」で自壊する朝鮮半島』(ワニプラス新書)。金正恩は米朝会談の過程で「文在寅に騙された」と怒り心頭です。2020年6月には、金正恩の妹・金与正が開城の南北連絡所を爆破し、さらには文在寅を「正義のふりをしたみっともない姿」などと厳しく批判しました。しかしバイデン政権でそうはいきません。実のない米朝会談には見向きもしない。しかも、そもそも北朝鮮に核廃棄を迫らず、人権状況の改善も迫らない韓国に対する信頼が失われている状況です。北朝鮮国内では「トランプの大統領選落選、バイデンの新大統領就任」は正式に報道されていません。

北朝鮮は中露を中心に東南アジアの国々とも国交がありますが、中露のリーダーからは常に見下され、悔しい思いをしてきました。一方トランプは、ツイッターや国連演説で「ロケットマン」などと批判したものの、ある意味では対等に金正恩と接し、最終的にはトランプ大統領が退任するまでに実に30通以上の親書を交わし合う仲になりました。こうした相手は金正恩にとってはトランプ以外にいませんし、バイデンとはこうした関係を築くことは不可能です。外交関係も、トランプ以前の高官外交に戻らざるを得ないでしょう。そのため、「トランプ・ロス」に陥っているのです。 当のトランプ前大統領は2021年4月23日に、「文在寅は指導者としても交渉人としても弱い」とする声明を出しました。どうやら文在寅がトランプの北朝鮮政策を米紙のインタビューで批判したことに対する「反撃」ではないかともいわれています。

 

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