就活中の大学生に「大東亜以下」とメール誤送信…「学歴フィルターでは」と批判の声

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 就職情報会社マイナビ(東京)が、タイトルに「大東亜以下」と記したメールを就職活動中の大学生に送信していたことが分かった。「大東亜」は入試難易度が近い首都圏の私立大学群をまとめて指す言葉で、本文がインターンシップ(就業体験)の募集に関する内容だったことから、インターネット上では企業側が大学名で学生の採否などを決める「学歴フィルターでは」との批判が上がった。マイナビは「完全な作業ミス。誤解を与え申し訳ない」としている。

 同社によると、メールは6日午前、同社のサイトに登録している首都圏在住の学生約1万6000人に配信された。件名は「〈第1〉大東亜以下〈9〉」で、本文は大手スーパーがインターンを募集する内容だった。

 マイナビの説明によると、同社では学生の面談も行っており、予約枠を管理する際に「大東亜以下」という名称を使っているが、インターン募集のメールを作成した社員がこの名称を手違いで件名に貼り付け、送信してしまったという。

 受験生などの間では、入試難易度が近い大東文化大、東海大、亜細亜大、帝京大、国士舘大をまとめて「大東亜帝国」と呼んでおり、ネット上では「学歴フィルター」と絡めて同社への不信の声が上がっていた。

 広報担当者は「メールの送信前に複数の社員でチェックする作業を怠ったのが原因。当社が大学名で差を付けて情報提供している事実はない」と説明。メールを送った学生にはおわびの連絡を入れたといい、「本件を重く受け止め、再発防止を徹底する」としている。

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