自民党の三原じゅん子参院議員(少子化担当相補佐官)は7日夜、都内のホテルで政経セミナーを開き、改選を迎える来年夏の参院選(神奈川選挙区)に向けて、勝利への決意を口にした。「(来年は)3度目の戦い。大変厳しく簡単なことではないが、どんな状況においても勝ち抜く思いで戦ってまいりたい」と訴えた。

神奈川選挙区で改選される定数は「4」だが、今回に限って、欠員1に伴い補欠選挙も重なるため「5」となり、各党が積極的な擁立作業を進めており、激戦が予想されている。

会合には、三原氏を自身の政権で厚労副大臣に起用した菅義偉前首相も出席。菅氏は「コロナ禍で大変厳しい状況の中に、活躍いただいた。政治家として強い信念で少子化対策に取り組み、現在は(野田聖子)子育て担当大臣のもとで補佐官を務めている」と紹介した後で「来年の神奈川県の参院選は大激戦だ」として、自身の地元でもある神奈川での支援を呼びかけた。

また、今年9月の自民党総裁選に出馬した際、三原氏の全面支援を受けた野田聖子少子化担当相も駆けつけ「野田のことは嫌ってもいいから、三原さんはしっかり育てていただきたい」と、笑いを取りながらあいさつした。