千葉県佐倉市で長嶋茂雄写真展 文化勲章受章を記念

長嶋茂雄氏ゆかりのユニホームなどを飾る展示室=佐倉市 (平田浩一撮影)
長嶋茂雄氏ゆかりのユニホームなどを飾る展示室=佐倉市 (平田浩一撮影)

千葉県佐倉市出身で名誉市民の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(85)の文化勲章受章を記念して、同市は、「長嶋茂雄写真展」を同市岩名の長嶋茂雄記念岩名球場室内通路で開催している。野球界からは初の文化勲章受章となる長嶋氏は、プロ野球史上に偉大な功績を残し、スポーツ振興に尽力。写真展では市に寄贈された写真パネル約50点を展示して、長嶋氏の受章を祝っている。

展示されているのはシーズン開幕のデビュー戦(昭和33年4月5日)の巨人対国鉄戦で金田正一さんと対戦し、4打席4三振に取られた場面やバッティングピッチャーと2人だけで、無人の多摩川球場で黙々と打撃特訓をする姿(昭和43年8月)、明石キャンプ(昭和33年2月15日)に出発する長嶋氏を東京駅で見送る高校生の王貞治氏の写真など。また、展示室には、サイン色紙やバット、ユニホーム、ボールなど長嶋氏ゆかりの品が紹介されている。

訪れた佐倉市内の70代の男性は「小学校の頃からファンだった。懐かしい」と話した。

写真展は17日まで。午前9時~午後4時。入場無料。問い合わせは佐倉市生涯スポーツ課(043・484・6742)。

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