今季限りで国内トップリーグの担当審判員を勇退するプロフェッショナルレフェリーの家本政明審判員(48)と村上伸次審判員(52)が、Jリーグにおける最後の笛を吹いた。家本氏は横浜-川崎F戦(日産スタジアム)、村上氏は名古屋-浦和戦(豊田スタジアム)で主審を務めた。

家本氏はJ1通算338試合目の主審で、J2、J3を含めたリーグ戦の主審試合は歴代最多516試合。村上氏はJ1通算307試合目の主審で同リーグ戦通算506試合は歴代2位となっている。

〈Jリーグ主審通算最多出場記録5傑〉(J1、J2、J3)

516 家本政明(338、176、2)

506 村上伸次(307、196、3)

503 西村雄一(353、147、3)

502 吉田寿光(338、164、0)

474 松尾 一(335、136、3)

◆家本政明(いえもと・まさあき) 1973年(昭48)6月2日、広島県出身。96年に1級審判員となり、02年からJリーグ担当。05年に史上6人目、最年少の31歳でスペシャルレフェリーに認定され、16年まで国際主審を務めた。副審としてもJ1とJ2でそれぞれ通算3試合。

◆村上伸次(むらかみ・のぶつぐ) 1969年(昭44)5月11日、東京都出身。02年に1級審判員となり、03年からJリーグ担当。08年からプロフェッショナルレフェリー(当時の名称はスペシャルレフェリー)。副審としてはJ2通算5試合。