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【ニューヨーク=村山誠】米疾病対策センター(CDC)は2日、国内で2例目となる新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染を確認したと発表した。感染者はミネソタ州在住の成人男性で、発症前にニューヨークを訪れており、市中感染が疑われる。
発表によると、男性は11月22日に軽い症状を発症し、24日の検査で陽性が確認された。現在は回復している。11月19~21日にニューヨーク市マンハッタンの大型展示場で開かれた、アニメなど日本のポップカルチャーを紹介するイベントに参加していた。展示場によると、3日間で計約5万3000人が参加したという。
ニューヨーク市のビル・デブラシオ市長は2日の声明で、「市内でオミクロン株が拡大していると想定すべきだ」とし、イベント参加者らに直ちに検査を受けるよう求めた。
イベントには、日本企業も出展などで参加し、在ニューヨーク日本総領事館も一部のコンサートなどを共催していた。同館も、イベント参加者らに検査や健康観察を呼びかけている。