最下位松本山雅FCと21位愛媛FCの来季J3降格が確定した。

【順位表】J2>

松本はSC相模原と1-1で引き分け、勝ち点34。1試合を残して同38の19位相模原を上回ることができなくなり、J3の結果にかかわらず降格となる20位以下が確定した。以下、松本名波浩監督(49)の試合後の一問一答。

-今日の試合をふりかえって

名波監督 クラブにかかわるすべての方々、それからファン、サポーターの皆さまには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。直近5、6試合のゲーム内容が、10試合、15試合前に始まらなきゃいけなかったと痛感しています。僕自身もプレッシャーとの戦いの中で、そういったものに押しつぶされるものかと気持ちを張ってましたけど、どこかで不安なものがチーム全体に伝わってしまったのかなという後悔は多少あります。

-今季の結果についてどう受け止めているか

名波監督 クラブ、フロント、選手たちに責任は一切ないと思う。自分がやったゲーム数、それからトレーニングに携わった時間、そういうものは関係なく、現場の長として自分の責任を強く感じてますし。もうちょっとああいうふうに、あのタイミングでできたなとか、ああいう感じのまま続けた方が良かったなとか、そういう後悔は、小さいかもしれないですけどたくさんあって。それが最終的に大きな結果につながったのは事実だと思ってます。

-名波監督のスタイルを植え付けることと、結果を求めることのバランスについては?

名波監督 (自分は)基本的にはモチベーターだという中で、技術やチーム戦術を少しずつ落とし込んで、さあ積み上げたというところで、じゃあピッチ内のパフォーマンス、自分自身のゲームの改善の仕方とかタイミングはどうだったか。精査すると決して良い方向ではなかったかなと。ただこれは負け惜しみじゃなく、(良い方向に)変わったところもあるし、変わった選手もたくさんいる。そういうのは財産として来シーズンに生かせればいいと思ってます。

-日々の後悔とは?

名波監督 サッカーをし過ぎたなというところ。勝ち点だけに特化すれば。(自分の指導は)サッカーに特化した教えが多すぎて。クラブ名は出さないですけど、そうじゃない戦術で勝ち点を積み上げるチームがいたので。もう少し数字を追い求めながら、やらなきゃいけない時期があった。

-試合後のロッカーでの話は?

名波監督 みんなの責任じゃないというのが1つ。あとは自分自身でシーズンをしっかり反省しようと。現実を見すえながら、カテゴリーこそ違うけど、こういったビッグマッチを経験したものを生かさなければ、今日という日は意味がなくなるよという話を選手たちには伝えました。