最新記事

ビジネス

うまくいく企画書の作り方...「博報堂流」を実践的に学べる本【新刊紹介4冊】

2021年11月26日(金)17時00分
flier編集部
ビジネス文書

Ridofranz-iStock

<顧客サービスの極意、不可能を可能にした成功者の秘訣、企画書とプレゼンの実践講座、自分で未来を変える方法──今すぐ仕事に役立つ4冊を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

伝説の経営コンサルタントの顧客サービス術

『デジタル時代のカスタマーサービス戦略』
 著者:ジョン・グッドマン、スコット・ブロッツマン
 翻訳:畑中伸介、米林敏幸、井上雅博
 出版社:東洋経済新報社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

昨今の企業間の競争は、製品やサービスでの差別化が難しくなり、その背後にある顧客サービスがいっそう重視されてきています。著者のジョン・グッドマン氏は、米国で半世紀近くにわたって、顧客満足度の調査から著名企業でのコンサルティングまで、幅広く活躍してきた伝説の人物です。

かつては顧客の苦情を処理し、コストセンターと呼ばれたカスタマーセンターも、ここからの声を起点にして、商品開発や組織設計までを行う経営組織の中枢になりつつあります。ここを強化していくことが、競合他社には簡単には真似のできない真の競争力を作ると著者は説いています。

この分野はDXの最前線であり、テクノロジーの導入が日進月歩で進んでいます。本書では、CRMシステムから、SNSやGPS、YouTube動画の活用など、最新の事例や実証データをもとに、サービスのデザインから運営までの変革の手順を紹介していきます。

顧客と接点のある営業やサービスの現場の方々にはもちろんですが、経営の中枢を担う方々にも「経営戦略の本」や「企業変革の本」として手にとっていただきたい一冊です。
(編集部 K)

偉業を成し遂げた成功者たちの秘訣

『SIGNAL 10億分の1の自分の才能を見つけ出す方法』
 著者:チョン・ジュヨン
 翻訳:鈴木沙織
 出版社:文響社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「普通」「当たり前」「常識」。はたまた、「変」「無理」「ありえない」。

私たちが毎日、親や学校、勤務先、社会から受け取る無数のシグナル。その中で、本当に信じるべきものとは?「悪いシグナル=ノイズ」はどうしたら断ち切ることができるのか?本書では、「不可能」と言われた偉業を成し遂げた成功者たちの成功の秘訣と、隠されたドラマが、教育・心理学の研究成果と共に詳しく紹介されています。

世界的歌手マドンナ、ギネス記録を持つ大リーガー、近代絵画の父・セザンヌ、伝説の指揮者カラヤンなどなど...。本書自体も、著者自身が約10年間の難読症を克服し生み出した、本国で20万部を超えるベストセラー。そんなエピソードからも勇気がもらえる、「周りのノイズに惑わされず、自分の才能を開花させる」方法が詰まった1冊です。

中学生以上のお子様にもぜひ読んでいただき、各界の偉人の生き様について知りながら、自らの人生についても考えるきっかけになれば幸いです。
(翻訳書編集部)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

利上げの可能性、物価上昇継続なら「非常に高い」=日

ワールド

アングル:ホームレス化の危機にAIが救いの手、米自

ワールド

アングル:印総選挙、LGBTQ活動家は失望 同性婚

ワールド

北朝鮮、黄海でミサイル発射実験=KCNA
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 3

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32、経済状況が悪くないのに深刻さを増す背景

  • 4

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 5

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 6

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離…

  • 7

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 8

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 9

    毎日どこで何してる? 首輪のカメラが記録した猫目…

  • 10

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人機やミサイルとイスラエルの「アイアンドーム」が乱れ飛んだ中東の夜間映像

  • 4

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 9

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中