9年9か月ぶりに復活する歌舞伎界最高峰の大名跡。襲名披露の演目は市川宗家に伝わる「歌舞伎十八番」から「勧進帳(かんじんちょう)」「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」「押戻し(道成寺)」など王道の名作ばかり。長男・堀越勸玄(かんげん)くん(9)は「外郎売(ういろううり)」と史上最年少となる「毛抜(けぬき)」で8代目市川新之助として初舞台を踏む。
「令和の團十郎」として決意を聞かれた海老蔵は「父(12代目團十郎)が襲名披露で苦労していた姿を見ているので、私も苦しみ、あがき、それでも歌舞伎と向き合う。ご期待に応えられるように努力いたします」。共演者は未定だが、幹部俳優が勢ぞろいする見込みで「諸先輩方と舞台に立てる喜びを感じています」と心を躍らせた。 勸玄くんが演じる「毛抜」の粂寺弾正(くめでら・だんじょう)は豪快な中にも愛きょうのある役柄。最年少の9歳で演じるのは異例と言える。海老蔵は「男女の機微を9歳で表現するのは、難しい。しかしながら、勸玄は私の父に似て、おおらか。粂寺弾正をやる資質が備わっている」と期待。勸玄くんも「お父さんみたいにすごい役者になりたい。懸命に勤めさせていただきます」と力を込めた。
襲名披露公演は当初、2020年5~7月に予定され、同年2月には演目発表会見も行ったが、新型コロナの影響で約2年半延期に。海老蔵は「2020年だったら、勸玄は『毛抜』に挑戦できなかった。準備期間をいただいたと思いたい」と前向きだ。歌舞伎座で上演後は約2年かけて、福岡・博多座、名古屋・御園座、大阪松竹座などで地方公演を行う。「十一月吉例顔見世大歌舞伎」(11月7~28日)昼の部「外郎売」「勧進帳」、夜の部「口上」「助六由縁江戸桜」、「十二月大歌舞伎」(12月5~26日)昼の部「押戻し(道成寺)」「毛抜」、夜の部「口上」「助六由縁江戸桜」
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