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昨年9月に初当選した神奈川県真鶴町の松本一彦町長(55)が26日、全約6600人分の選挙人名簿を不正にコピーし、選挙運動に利用していたと明らかにした。記者会見で松本町長は「違法性は認識していた。公正であるべき選挙を
松本町長によると、名簿は2019年4月の県知事選の際に作成され、役場の書庫に保管されていた。松本町長は町の町民生活課長だった20年2月頃、夜間に約1時間かけてコピーし、町長選で有権者へのはがきの宛名書きに利用した。
今年7月には、町議選(9月26日投開票)で苦戦が伝えられていた元町職員の候補者に名簿の存在を伝え、松本町長と役場で同期だった選挙管理委員会事務局書記長が候補者宅に名簿を届けた。名簿には住所、氏名、性別、生年月日が記載されている。公職選挙法で目的外利用は禁止され、第三者に提供した場合は30万円以下の過料に問われる。