NYダウもみ合いで始まる 金融や石油株は高い
【NQNニューヨーク=古江敦子】25日の米株式市場でダウ工業株30種平均はもみ合いで始まった。午前10時現在は前週末比44ドル07セント高の3万5721ドル09セントと前週末に付けた過去最高値をやや上回っている。取引開始直後は相場の過熱感を意識した利益確定売りに押され、下げる場面もあった。金融株や石油株が買われる一方、今週に決算発表を控える主力ハイテク株は買い手控えムードから下げている。
米原油先物相場が朝方に1バレル85ドル台と7年ぶりの高値を付け、石油のシェブロンが高い。米長期金利の上昇で利ざや拡大への期待からゴールドマン・サックスなど金融株も買われ、相場を支えしている。
一方、週内に2021年7~9月期決算を発表するソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップルは売りが先行。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、飲料のコカ・コーラなどディフェンシブ株の下げも目立つ。