靴職人で歌手・画家としても活動する花田優一(26)が母河野景子(56)の婚約者のジャッキー・ウー監督の短編映画「残照のかなたに」で俳優デビューすると24日、都内で行われた製作発表会見で明かした。

林与一(79)演じる主人公の老作家の担当医役で「初めてなので、刺激的で自分の活力になるかなと思う」と笑みを浮かべた。

新田博邦プロデューサーから誘われた時は「かもにされたかと。あまりいい方向の話ではない」と慎重な姿勢を見せたが「俳優業に興味があった。内容が深いものだ」と最終的にオファーを受け入れた。「演じることが初めて過ぎて右も左も分からない。表現の軸は靴…ブラさなければ枝葉が分かれていくのはいいかな」と語った。

質疑応答で、左手の薬指に着けた指輪の真意を問われると「意味はあるんでしょうが報告をする時は別の時」とかわし、「役作りの可能性もアクセサリーの可能性も…。今、押し問答を続けても答えることはない」と、けむに巻いた。母とウー監督との関係については「壊れるはずのないと思った家族が壊れた長男の身。プライベートがどうかは私には関係のない話」と明言を避けた。【村上幸将】