中国でコロナ感染が再拡大、住民対象に大規模PCR検査…観光名所は一時閉鎖

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 【瀋陽=川瀬大介】秋の観光シーズンに入った中国で、新型コロナウイルスの感染が拡大している。観光地を訪れた行楽客から急速に市中感染が広まり、せきや発熱などの症状が出た感染者の数が23日までの1週間に130人以上にのぼった。10月前半は中国本土全体で8人にとどまっていた。

新たな感染症対応で感染研と連携、地方衛生研の体制強化へ…「日本版CDC」移行へ環境整備
北京で、新型コロナウイルスワクチンを接種するために並ぶ人たち(24日)=片岡航希撮影
北京で、新型コロナウイルスワクチンを接種するために並ぶ人たち(24日)=片岡航希撮影

 24日に記者会見した国家衛生健康委員会の幹部は、北京を含む全国11の省・直轄市・自治区に感染が広がっているとし、「さらに広がるリスクは依然大きい」と警告した。

天安門広場前で警備にあたる警察官(6月30日、北京で)=片岡航希撮影
天安門広場前で警備にあたる警察官(6月30日、北京で)=片岡航希撮影

 感染者が見つかった地域では、住民を対象にした大規模なPCR検査が実施されている。甘粛省政府は23日、省内の観光名所を一時閉鎖すると発表した。

 中国メディアなどによると、今回最初に感染が判明したのは16日に陝西省西安の世界遺産・大雁塔を訪れた60歳代の夫婦で、インド由来の変異ウイルス「デルタ株」に感染していた。

新型コロナ・都道府県別感染者数や最新ニュース
【連載】コロナの先へ 危機の教訓
スクラップは会員限定です

使い方
「国際」の最新記事一覧
記事に関する報告
2467125 0 国際 2021/10/24 20:36:00 2021/10/25 06:38:14 2021/10/25 06:38:14 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211025-OYT1I50013-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)