世界の医療従事者8万~18万人、新型ウイルスで死亡か WHO

Health care worker treats a patient in Tunisia

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画像説明, チュニジアで新型ウイルス感染者を治療する医療従事者

世界保健機関(WHO)は21日、昨年1月から今年5月までの間に、世界の医療従事者8万~18万人が新型コロナウイルスに感染して死亡した可能性があると発表した。

WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は、医療従事者に優先的にワクチン接種を実施する必要があると述べ、ワクチンの分配における不公平さを批判した。

医療従事者は世界全体で約1億3500万人いると推定されている。

テドロス氏は、「119カ国のデータでは、接種を完了している世界の医療従事者の平均は、5人につき2人となっている」と述べた。

「しかし当然のことながら、この平均値は、地域間や経済グループ間の大きな差を覆い隠している」

アフリカでは1割未満

テドロス氏は、高所得国では医療従事者の10人に8人が接種を完了しているのに対し、アフリカ大陸では10人に1人にも満たないと述べた。

貧困国に十分な量のワクチンが提供されていないことをめぐっては、WHO上席顧問のブルース・アイルワード博士が20日に警鐘を鳴らした

アイルワード博士は、貧困国がワクチンを入手できないことから、新型ウイルス危機が「簡単に2022年まで長引く」と述べた。

Vaccine supply

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画像説明, 各国が提供を約束したワクチン量(青色)と実際に提供されたワクチン量(黄色) 出典:民衆のワクチン連盟