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巨人一筋で17年間プレーした亀井善行(39)が21日、都内で記者会見を開き、今季限りでの引退を表明した。
記者会見での亀井の一問一答は次の通り。
――決断の時期と理由は。
「成績もそうだが、昨年のけが。いいプレーができないと感じた。開幕戦は代打でサヨナラ本塁打を打ったが、あれが今年一番の当たりだった」
――誰かに相談したのか。
「一人で悩んだ。5月に決めた時は家族にも怖くて言えなくて。妻には『覚悟はしといてくれ』とは伝えたが、ちょっと濁した感じで、はっきり言えなかった」
――巨人でのレギュラー争いを振り返って。
「すごい選手ばかりが入ってくるので、やっていけるのかという気持ちもあった。どう生きていくか。そのことばかりを考えていた」
――守備のこだわりは。
「若い選手には、まだ負けていないと思っている。本当にこだわりを持ってやってきたし、後輩に伝えたいことはたくさんある」
――WBC代表にも選出された。
「正直、実績もない自分が行くのはつらかった。声出し、雑用、何とか貢献したいと思った。いま思い返せば、いい経験になった」
――野球とは。
「プロでは9割が苦しかった。坂本勇人みたいなスターにはなれなかったけど、また違った視点で、子供たちが『いい選手だった』と憧れてくれたら」
――残り試合に向けて。
「体は壊れてもいいと思っている。思い切りバットを振りたい」