完了しました
【モスクワ=田村雄】ロシアのプーチン大統領は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、ロシア全土で10月30日から11月7日までの9日間を「非労働日」とし、企業に臨時休業を求める大統領令に署名した。
薬局や食料品店などを除いて休業を促し、社会経済活動を抑制する。子供の感染も増加しているとされ、学校も休校にする。同様の措置の導入は今年5月以来となる。
プーチン氏は20日、署名に先立ち政府高官とオンライン会合を開き、感染対策を協議した。国内で新型コロナのワクチン接種を完了したのは総人口の約32%にとどまっており、「なぜ重い病に伏すことを選ぶのか」と改めて接種を呼びかけた。
露政府の21日の発表によると、1日当たりの新規感染者数は3万6339人と8日間連続で3万人を超え、1日当たりの死者数も1036人と過去最多を更新した。