ベア「2%程度」要求へ 連合、春闘で7年連続

連合の芳野友子会長
連合の芳野友子会長

連合の芳野友子会長は21日に記者会見し、令和4年春闘で基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)要求を、月給の「2%程度」とする基本構想を発表した。2%程度との方針を掲げるのは7年連続。定期昇給分と合わせ計4%程度の賃上げを目指す。今後、組織内での議論を踏まえ正式決定する。

今月6日、女性初の会長となった芳野氏。トップとして初めて臨む春闘について「今までの連合と変わったな、と思ってもらえるような要求方針を掲げたい」と述べ、男女間の賃金格差解消にも意欲を示した。

構想では「先行き不透明感はあるものの経済指標は回復基調で、4年度には新型コロナウイルス禍前の水準を超える見込み」と強調。「国民生活の維持、向上のため、労働組合が牽引(けんいん)役を果たす」とし、賃上げの必要性を訴えた。

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