五輪王者の橋本が圧巻の内容　３種目で１５点台　世界体操男子予選

体操の世界選手権男子予選で、橋本大輝（順大）は東京五輪後の過密スケジュールで本調子ではなかったが、あん馬や跳馬、平行棒の３種目で高得点の１５点台を並べるなど圧巻の内容。全６種目による個人総合で８８点台に乗せ、「集中してできた。（観客が入って会場が）沸く感覚が久しぶりにあってやりやすかった」と笑みを浮かべた。

通常よりも各種目を回るローテーションで１種目ごとの時間が短く、体力的に厳しい中でも「さらに短い練習をしてきた」と動じなかった。五輪に続く個人総合王者に向けて好発進し、「自分の演技に集中して、悔いの残らない試合にしたい」と力を込めた。