大きな災害が起きるたびに、非常用持ち出し袋が気になってしまう私ですが、シュラフ選びには特に頭を悩ませます。持ち運びが楽なように軽いのは最大の条件ですが、避難生活が長引いたら洗えないことや、着脱が面倒だとトイレに行きにくくて、ぎりぎりまで我慢してしまうのではないかとか、いらぬ心配までしてしまうのです。

今回、姉妹サイトmachi-yaにてクラウドファンディングに挑戦している人工羽毛Air Flakeをつかった寝袋レリーバーシュラフ」を、借りることができたので、防災の観点からもいろいろ見て行こうと思います。

余裕のあるサイズと収納のしやすさが魅力

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Photo: 飯田あゆみ

「レリーバーシュラフ 」は、身長160センチの私が掲げるとこれくらいのサイズ感。頭まですっぽりかぶろうと思うと、背の高い男性にはちょっと厳しいかもしれませんが、真冬でなければ眠る分には問題ないでしょう。普通のマミー型シュラフに比べると、かなりゆとりがある印象です。また、こちらのシュラフは、ボリューミーな割にとても軽く、持ち運びにストレスがありません。

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Photo: 飯田あゆみ

たたんで収納すると単行本三冊くらいの幅になります。

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Photo: 飯田あゆみ

平常時にはクッションとして利用できるため、倉庫や押し入れなど収納の場所が必要ありません。またこのクッションは、寝転がって本を読むのに最適な高さと硬さを備えていて使い心地もよい感じ。 「レリーバーシュラフ 」ここまでは私の中では高得点です。

さっそく使ってみた

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Photo: 飯田あゆみ

今回レビューのために屋外でハンモック泊をしてみることにしました。昼間は汗ばむ陽気でしたが、夜になるとぐっと気温が下がるのが山に近い当地なので、一応長袖パーカーも準備してきました。

こちらのシュラフは、足元は自在に開閉できるため着たまま移動しやすいところが助かります。あと、トレーナーのように頭から脱ぎ着できるので、もたつかず楽ちん。夜中のトイレ事情もこれで完璧ですね。

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Image: kith production

それに何といっても、このゆとりが嬉しいのです。私が持っているマミー型シュラフは足が自由にならないので、寝返りが打ちづらく夜中にそのせいで目が覚めることもあります。これだけ遊びがあれば、かなり寝相が悪い人でも窮屈さを感じることはないでしょう。

寝心地はどうだろう?

この夜の最低気温は17度。風がビュービュー吹いて体感気温はもう少し低い感じ。それでも「 レリーバーシュラフ 」でたいへん気持ちよく過ごすことができました。逆に、体温が逃げないので足を出していないと暑いくらいでした。風の音やシカの鳴き声を聞きながらハンモックに揺られて眠りました。

Tシャツ一枚でも、まったく寒さを感じることもなく快適でした。写真のように足を出して、防寒具代わりにシュラフを使っても気持ちよかったです!

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Photo: 飯田あゆみ

ただ、今回はハンモック泊だったので気になりませんでしたが、キャンプや非常用に「レリーバーシュラフ」を検討されているのでしたら、合わせてマットをご購入することをおすすめします。いくらふかふかの「レリーバーシュラフ」でも、硬い地面や体育館の床に直接敷いて寝るのは腰に負担がかかりすぎると思います。

「レリーバーシュラフ」はファスナーを全開にすると、ダブルサイズの掛布団として使うことができます。

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Photo: 飯田あゆみ

暖かさ、軽さは同じ厚みの羽毛布団に比べて全く遜色ありません。「シュラフ」「クッション」「掛布団」、一つで三役。「レリーバーシュラフ」が「多機能シュラフ」と呼ばれているのは、こういうわけだったのですね。


眠りのプロが贈る「レリーバーシュラフ」は、ただいまmachi-yaでクラウドファンディングに挑戦中です。以下のサイトでは、ここで紹介しきれなかった「レリーバーシュラフ」の優れた機能が詳細に説明されています。素材の特性やお手入れ方法など、ぜひチェックしてみてくださいね。

>> 眠りのプロが提案する寝袋。超軽量・超保温、簡単洗濯・簡単収納【多機能 シュラフ】

Photo: 飯田あゆみ

Image: kith production

Source: machi-ya