強い雨によるコースコンディションの悪化で最終ラウンドは中止となり、大会は2日間36ホールのみで終了となった。通算12アンダーで勝みなみと古江彩佳が首位で並んでおり、天候回復を待ってプレーオフを行い、優勝者を決定する。これで首位と1打差3位につけていた渋野日向子の自身初の2週連続優勝も消滅した。中止決定後の渋野の会見での主な一問一答は以下の通り。

-今の率直な気持ち

渋野 ちょっと悔しい気持ちはあるんですけど、優勝した次の週でこれだけ上位争いができたことはすごく前向きにとらえたいなと思いますし、昨日、今日と5アンダー、6アンダーが出せたことはすごくうれしいかなと思います。

-先週覇者としてプレッシャーもある中でのプレーだった

渋野 前ほどそんなにプレッシャーには感じていなかったので、これだけスコアが出せたのかなと思います。試合前に2週連続優勝を狙っているかと聞かれた時に、まだそこまで考えていなかったですけど、最終日を迎えた時点でそれが狙える位置で終えられていることが前とは違うところだと思うので。すごくそれだけチャンスがあったと思いますし、(最終日が)できなかったのはちょっと悔しいです。

-大会でのプレーを振り返って

渋野 2日間安定して特に大きなミスもなく、13個もバーディーがとれましたし、もったいないボギーもありましたし、嫌なボギーもありましたけど、最小限で済んだと思います。ここまでバーディーがとれたのは今までなかったですし、伸ばし合いになるとわかって迎えた初日だったので、出遅れてなかったということには前よりも成長を感じます。最終日を1打差で迎えているということにはかなり高得点をあげていいのかなと思うんですけど、それでもミスはしているので。70点くらいですかね。今までだったら、この初日のスイングの気持ち悪さだったらこのスコアは出せていないと思うので。この気持ち悪さの中でノーボギーで5アンダーを出して、何とか修正して6アンダーで回れて、すごくそこは前よりは対応できているのかなと。違いを理解して対応できているのかなと前よりは思うので。ちゃんと大人になれているのかなと思います。

-来週以降へ向けて

渋野 来週からも試合がありますし、今も調子が悪いわけではないので。しっかり調子を続けられるように、今週悪かったところはしっかり修正して、来週以降も目の前のことに1打1打集中していい成績で終えられるように頑張りたいと思います。