首相、靖国神社に真榊奉納 菅氏は参拝
岸田文雄首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭にあわせて「内閣総理大臣 岸田文雄」名で真榊(まさかき)と呼ばれる供物を奉納した。期間中の参拝を見送る見通しだ。後藤茂之厚生労働相、若宮健嗣万博相も同日、真榊を奉納した。
菅義偉前首相は17日午前、靖国神社を参拝した。記者団に「前内閣総理大臣として来た。御英霊に対し尊崇の念を表し、御霊のご冥福をお祈りした」と述べた。2012年に官房長官に就任して以来、見送っていたという。
超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は会長を務める自民党の尾辻秀久元参院副議長らが代表して参拝した。新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、議員団による一斉参拝はしなかった。
同議連は例年、春と秋の例大祭、終戦記念の日にそれぞれ一斉参拝をしていた。2020、21年は3回とも中止し会長らによる代表参拝とした。