完了しました
島根県隠岐の島町北方の一夜嶽神社の牛突き場で、「一夜嶽牛突き大会」が開かれた。島民が飼う牛たちが迫力ある戦いを繰り広げた。
隠岐の牛突きは約800年前、承久の乱(1221年)で隠岐へ配流となった後鳥羽上皇を慰めるため、島民が開催したのが起源とされている。
10日にあった大会には、3~5歳で体重600~950キロの雄牛20頭が出場。勝ち負けを決めない8番と、真剣勝負の2番の取組を行った。牛たちは角を使いながら激しくぶつかり合い、観戦した約300人が、牛の健闘ぶりに大きな拍手を送っていた。
全隠岐牛突き連合会の村上芳雄会長は、「昨年は子牛が増えなかったが、今年は十数頭増える予定だ。来年はもっといい大会になる」と話していた。