EXILEが27日にデビュー20周年を迎え、横浜市内でスペシャルファンミーティングを行って、記念イヤーをスタートさせた。イベントでは、約3年半ぶりで、14人体制では初のオリジナルアルバム「PHOENIX」を来年1月1日に発売することを発表した。

01年のこの日にシングル「Your eyes only~曖昧なぼくの輪郭~」でデビュー。この日は、これまでの軌跡などに関するトークや、「Choo Choo TRAIN」などを披露して、“20歳”の誕生日をお祝いした。06年に加入し、現在の“NEW EXILE”を引っ張るAKIRA(40)は「感謝の一言です。多くのファンの皆さんや仲間と出会い、自分たちだけではなし得なかったことです」と感慨深げに話した。

昨年11月にボーカルのATSUSHI(41)が卒業し、14人体制では初となるオリジナルアルバムの発売も決まった。シングル「RED PHOENIX」など“NEW EXILE”の楽曲制作に関わるSHOKICHI(35)は「今のEXILEを集約した1枚になると思います。チャレンジングなアルバムにしたいです」と意気込んでいる。

ダンス&ボーカルグループの枠を超えて、変化もしながら、進化を続けてきた。三代目 J SOUL BROTHERSや、EXILEに憧れてアーティストになった「Jr.EXILE世代」のGENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZと後輩グループも次々と誕生。Jr.EXILE世代の4グループは「EXILE TRIBUTE」と題して、EXILE楽曲をカバーする作品を12月1日から4週連続で発売し、記念イヤーを盛り上げることも決まった。

GENERATIONSと兼任の白濱亜嵐(28)は「僕らは全員(LDHが運営するスクール)EXPG出身ですし、身近にEXILEを感じてきました。そういうメンバーがカバーして、ミュージックビデオ(MV)でも振り付けをオマージュしながら、GENERATIONSが持つ魅力も入れ込みました」。FANTASTICSと兼任の佐藤大樹(26)も「『Each Other’s Way』のMVも当時の監督さんに撮っていただきました。これからも、出来る限り多くの曲をカバーしたい」と話した。

今後もEXILEが旗印となって、EXILE TRIBE(一族)、そしてLDHを引っ張っていく。AKIRAは「“EXILE魂”を次の世代、さらに若い世代につなげて、道しるべになっていきたい」と力を込めた。【大友陽平】