総裁選4氏、教育格差是正に力点 人材育成は道筋示せず
29日の自民党総裁選の討論会で、各候補は教育格差の是正に向けて児童手当や奨学金の拡充に意欲的な姿勢を打ち出した。一方で、グローバル化やデジタル革命の進行に見合った人材育成への言及はなかった。政府は2013年、首相官邸に「教育再生実行会議」を設置し政治主導の大学入試改革に着手したが、事実上頓挫した。教育改革の道筋はなお視界不良だ。
26日夕方に行われた党本部主催のオンライン討論会。教育格差への対応...
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菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選には河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4氏が立候補。9月29日に投開票され、岸田氏と河野氏の決選投票の結果、岸田氏が新総裁に決まりました。岸田氏は10月4日召集の臨時国会での首相指名選挙を経て第100代首相に就任しました。