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ドイツ総選挙、16年ぶり社民党が第1党 連立行方は混沌

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【ベルリン=石川潤】26日投開票のドイツ連邦議会選挙(総選挙)は中道左派、ドイツ社会民主党(SPD、社民党)が、メルケル首相の所属する中道右派、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)に僅差で勝利した。社民党は16年ぶりに第1党となるが、過半数には及ばず、誰が後継首相になるかは連立協議次第だ。協議はかなりの時間がかかるとみられ、行方は混沌としている。

選挙管理委員会の暫定最終結果によると、社民党が25.7%(前回2017年は20.5%)で、CDU・CSUの24.1%(同32.9%)を上回った。環境政党の緑の党が14.8%(同8.9%)、産業界寄りの自由民主党が11.5%(同10.7%)、極右のドイツのための選択肢が10.3%(同12.6%)、旧共産党系の左派党が4.9%(同9.2%)で続く。

「大きな成功だ」。社民党の首相候補、ショルツ財務相は26日夜、歓声を上げる支援者の前で「選挙結果を喜んでいる」と語った。有権者は政権交代と「ショルツ首相」を求めているとし、16年ぶりの社民党出身の首相となることに強い意欲をみせた。

「この結果には満足できない」。CDU・CSUの首相候補、ラシェット党首は過去最低の得票率となった今回の選挙についてこう語った。ただ「CDU・CSU主導の政権を樹立する」との決意も示し、政権維持をあきらめない姿勢をみせた。

次の首相になるには連邦議会で過半数の支持を得る必要があり、二大政党の多数派工作は今後、激しくなりそうだ。有力な選択肢のひとつは社民党、緑の党、自由民主党による連立で、各党のシンボルカラーが赤、緑、黄であるため「信号連立」と呼ばれる。もう一つは、CDU・CSU、緑の党、自由民主党の連立だ。

3党での連立は政策のすり合わせの難易度が高い。連立交渉がうまく進まなかった場合には、現在と同じCDU・CSUと社民党による大連立の維持も選択肢となる。

CDU・CSUが前回選挙と比べて得票率を大きく落としたのは、ラシェット氏が7月の大洪水の被災地で、舌を突き出して大笑いする姿がカメラに捉えられた影響が大きい。会派内の権力闘争が続いたことも、政権運営能力への不安を高めた。

CDU・CSUは中道右派だが、16年にわたったメルケル政権下で脱原発などの左派寄りの政策を進め、中道からやや左派よりの有権者の支持を集めてきた。メルケル氏の引退やラシェット氏への失望で、CDU・CSUに投票してきた有権者の一部が社民党などに流れた可能性がある。

社民党はCDU・CSUが失速するなか、ショルツ氏の安定感をアピールして有権者の支持を集めた。第4次メルケル政権で副首相兼財務相を務めたショルツ氏であれば、首相交代後もある程度の政策の継続が期待できるとの安心感も支持拡大につながったとみられる。

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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