滋賀の山里に「幻の蕎麦」 関西グルメは多様性の鏡
関西の食 まとめ読み
まもなく新蕎麦(ソバ)の季節。滋賀県の伊吹山麓には食通を引き寄せる「幻の蕎麦」があります。古来、山岳信仰が盛んなこの地に修行僧らが栽培したとされる在来種が奇跡的に受け継がれました。脂が乗る秋から旬と言われるウナギ。大阪市内は焼き方などが異なる関西風と関東風の双方の店が味を競い合うのが特徴です。関西の文化・社会の多様性が食材や味付けに豊富なバリエーションをもたらしました。
湖北・姉川源流の滋味
滋賀県米原市で「幻の蕎麦」が復活し、周辺府県の蕎麦好きが集まっているという。人呼んで「伊吹源流そば街道」。幻の正体と復活のストーリーを探った。…続きを読む
うなぎ、大阪も実は関東風が優勢
日本経済新聞社大阪本社のある北浜周辺は、うなぎ専門店が多い。大阪証券取引所(現在の大阪取引所)のお膝元で、今も証券会社が多く集まる。「うなぎ登り」が株価上昇を連想させることから、縁起担ぎの証券マンに好まれたことなどが背景にあるようだ。…続きを読む
天下の台所は味噌要らず
関西人はあまり味噌汁を飲まないらしい。取材先の食品スーパーでそんな話を耳にした。確かに総務省の家計調査では、味噌の1世帯あたりの年間購入量は、神戸市が主要都市で最も少なく、その後に大阪市が続く。…続きを読む
「もったいない」気質、すしにも
すし店のカウンターに置かれた「しょうゆツボ」を気にしたことはあるだろうか。客が備え付けのはけを取り、ツボに入っているしょうゆをネタにさらっと塗る。関西の伝統的なすし店では珍しくない光景だ。…続きを読む
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コラム「関西タイムライン」は関西2府4県(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)の現在・過去・未来を深掘りします。経済の意外な一面、注目の人物や街の噂、魅力的な食や関西弁、伝統芸能から最新アート、スポーツまで多彩な話題をお届けします。