新首相、10月4日選出へ 臨時国会召集を閣議決定
政府は21日の閣議で、菅義偉首相の後任を選出する臨時国会を10月4日に召集すると決定した。同日中に衆参両院の本会議で首相指名選挙を実施する。公職選挙法の国会日程に関する規定に基づき、次期衆院選の投開票日は任期満了日の10月21日以降に設定できる。
今月29日投開票の自民党総裁選で選ばれた新総裁が首相に就く。新首相は直ちに組閣して新内閣を発足させる。所信表明演説と各党の代表質問を実施するかは新首相の判断に委ねる。
公選法は任期満了日の直前まで国会を開く場合、衆院選の投開票日は「国会閉会日から24日以後30日以内」と定める。憲法や公選法は衆院解散から「40日以内」に衆院選をすると規定しており、11月28日まで投開票日を延ばせる。
菅義偉首相の後継を決める自民党総裁選には河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4氏が立候補。9月29日に投開票され、岸田氏と河野氏の決選投票の結果、岸田氏が新総裁に決まりました。岸田氏は10月4日召集の臨時国会での首相指名選挙を経て第100代首相に就任しました。