寝不足ニッポンが失う15兆円 睡眠時間、OECD最下位
年間15兆円。米シンクタンクがはじき出した日本の睡眠不足が引き起こす経済損失額だ。オフィスで「寝不足」を美徳のように語る光景は今も珍しくない。だが、労働力人口が減りゆく中、一人ひとりの生産性の向上が求められる時代だ。長時間労働に支えられてきたビジネスモデルを転換できない企業は非効率経営の烙印(らくいん)を押されることになる。あなたは眠れていますか――。
7時間半眠る
100を超える会社が連なる...
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「寝不足大国」の日本。長時間労働に支えられてきたビジネスモデルは人口減少のなかで限界に達し、いま必要なのは生産性を高める良質な睡眠だ。社員が十分眠れない会社からは優秀な人材が遠のくことになり、睡眠マネジメントはリーダーに不可欠な要素。最先端の技術で良質の睡眠を確保する「スリープテック」は進化が著しい分野となっている。人生の3分の1を占めるとされる睡眠に目を向ける時がきている。