妻が海外赴任、即「同行!」 キャリア形成は夫婦一緒に
2018年2月の夜、帰宅途中に妻からかかってきた電話は、切羽詰まっていた。
「マレーシアへの赴任が決まりそう。進めてもいい?」。期間は2年だという。頭が真っ白になったのも一瞬のことで、京都市内で機械メーカーに勤めていた青野宏希さん(32)は「仕事は何とかして一緒に行く」と即答していた。
青野さんの妻、有輝子さん(30)が働くのは外資系のIT(情報技術)関連会社。アジア全体を統括するマレーシアへの...
多様化する働き方や社会の変化に戸惑いながらも、答えを探す人たちの群像を描きます。