ヤクルト塩見泰隆外野手(28)が、サイクル安打を達成した。1回右前打で出塁すると、先制の本塁を踏んだ。3回先頭で迎えた第2打席は、右中間フェンス最上部直撃の三塁打。4回、1死一、二塁の第3打席では、甘く入った129キロスライダーを強振。右翼へ12号3ランを放った。「チャンスだったのでチャンスを広げる気持ちで打席に入りました。しっかりと捉えることができて本塁打になってくれて良かった」と満足そうに振り返った。

6回1死の第4打席では左翼線へ二塁打を放ち、サイクル安打を達成した。8月29日DeNA牧以来史上71人目、76度目の記録となった。

◆塩見泰隆(しおみ・やすたか)1993年(平5)6月12日生まれ、神奈川県出身。武相-帝京大からJX-ENEOSを経て、17年ドラフト4位でヤクルト入団。今季はプロ4年目で最多の106試合に出場。179センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1350万円。

▼塩見が今年の8月25日牧(DeNA)以来プロ野球71人、76度目のサイクル安打を達成した。ヤクルトでは18年7月9日山田哲以来7人目。東京ドームで達成は97年9月26日広沢(巨人)04年4月13日アレックス(中日)に次いで3人目となり、巨人戦は前記山田哲以来7人目。巨人戦で達成した7人のチーム勝敗は○●●●●●△と、勝ったのは53年4月23日青田(洋松)だけで、「巨人戦のサイクル安打」はなぜかチームの白星につながらない。