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【ワシントン=蒔田一彦】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は17日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、2回の接種完了から少なくとも6か月経過した65歳以上の高齢者や重症化リスクの高い人を対象に3回目の追加接種を承認するよう勧告した。FDAは来週にも承認の是非を判断する。
諮問委はまず16歳以上への追加接種を審議。現時点で若年層を含める必要性に懐疑的な意見などが挙がり、反対多数で承認勧告は見送られた。続いて65歳以上と重症化リスクの高い人への追加接種について協議し、全会一致で承認を勧告した。
バイデン政権は、18歳以上への追加接種を今月20日以降に始める方針を示していた。今回の勧告に強制力はないが、65歳未満の追加接種は当面先送りされる公算が大きくなった。米紙ワシントン・ポスト(電子版)によると、FDAは、医療従事者や教師なども追加接種の対象に含めて承認する可能性があるという。