東京 足立区 予約なしで若者向けワクチン接種 今月20日から
東京 足立区は、若い世代の新型コロナウイルスのワクチン接種を進めようと、来週から、予約なしでも可能な若い世代向けの優先接種を始めることを決めました。
足立区では、新型コロナの新規感染者の半数近くを20代から30代が占めているほか、ワクチン接種についても今月13日の時点で、1回目の接種率が20代で36.3%、30代で42%と、いずれも東京都全体の同じ年代の接種率と比べて10ポイント以上低くなっていて、若い世代への対策が課題となっています。
このため区は、来週から、若い世代向けのワクチンの優先接種を始めることを決めました。
会場は足立区役所のホールで、今月20日から来月3日までの間、予約なしで接種を受けることができます。
16歳から30代までがターゲットですが、およそ8000人分のモデルナのワクチンを準備していて、40代以上の人も予約なしで接種できるということです。
ただ、2回目の接種は、区の予約システムで予約が必要になるということです。
足立区の絵野沢秀雄新型コロナウイルスワクチン接種担当部長は「感染拡大を防止するためには若い世代のワクチン接種が重要だ。十分な量のワクチンを確保しているので、予約なしのメリットを生かして接種に来てほしい」と話しています。